サ
スカチュワンのどの農家にもかならずあるものが二つあります。それは温度計と雨量計です。農業が天気に左右されるのは当然のことなのですが、サスカチュワ
ンのように冬が長く作物を育てられる時期が限られている地域にとっては、ちょっとしたタイミングのずれが作物の出来不出来に大きく影響するのです。 春 の種蒔きの時期には地中に適当な水分がなくてはいけませんが、雨が続いていると種蒔きがおくれ、秋の霜が降りる前に収穫できなくなる恐れもあります。その 後は放牧地の草と蒔いた穀物の成長のために適度の雨と太陽のバランスが必要です。 |
果 てしなく広がる道路と畑、空の広さにも注目してください。 |
7、8月の干し草の刈 り入れの時期には好天が続いていないと草が乾かず、干し草の質に影響しますが、余りの高温や日照りが続いたりすると穀物の実りが悪くなるのです。穀物の収 穫の時期にはもちろん良い天気が続くことを祈りますが、夜に霜が降りると仕事もはかどりません。冬の間の降雪量も翌春の地中の水分に影響します。こういう 具合で、天気予報は生活の最も重要な情報の一つなのです。ですから例えば、朝のラジオで州都レジャイナ市に住むアナウンサーが「今週末も好天気が続き、ピ クニックにはもってこいでしょう」などと言ったりすると、雨乞いをしている多くの農家の人達からは「こっちにとっては死活問題なんだからそんな自分中心の 呑気なコメントを流さないで欲しい」といった抗議の電話がよくはいるらしいのです。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||