サスカチュワン州のなかでも私達の住んでいる地域は木が多く生えているため、毎年秋になるとポプラの葉が金色 に変わりとても美しいものです。しかし今年の秋はとても変な天気が続いていて、木々の葉はいきなり茶色になりどんどん散ってしまうのです。早くて厳しい冬 の到来の前触れでないことを祈っています。変な天候と言えば去年の秋も穏やかな日々が続いていたにもかかわらず、10月中旬の感謝祭の週末にいきなり50 センチもの大雪が降り驚いたことを覚えています。幸いにもそれは根雪にならずその後はクリスマス後まで雪が降らなかったため過ごしやすい冬でした。この時 期になるとみんな今年の冬はどんな冬だろうということにとても関心を示しいろいろな予想が飛び交います。様々ないい伝えから迷信のようなものまであり、ど れが本当かは冬がきてみるまで分かりません。 | 1998年10月の感謝祭の週に50cm程の大雪が降りました。 |
秋は子牛の離乳の季節 でもあります。春に生まれ今まで母親と一緒に放牧地にいたのですが、この時期になれば干し草や穀物だけで十分自立していけるし、母親の方も来年の春に生ま れる次の子牛のためにエネルギーを貯えなくてはいけないため、別の場所に移すのです。分けてしばらくは昼夜なくお互いにフェンスの向こうとこちらでモー モー鳴きあい、5日目位になると声もかすれてしまっていて仕方のないことだと分かっていてもとても可哀相になります。特に子牛はこのストレスから病気にな ることもあるので、離乳させるときは比較的気候が穏やかなときを選ばなくてはいけません。しかしこういう時に牛の性格が分かるようで、フェンスのそばに付 きっ切りで自分の子牛を呼んでいるものもいれば、餌場から動かず、干し草を口いっぱいにほうばりながら時々モーというものもあり、そういう牛には「あんた ちょっと無関心すぎない?」とこづいてやりたくなります。 |
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